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日記|go8photo.com ごうやふぉと::4年目の3.11。

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4年目の3.11。
4年。

30歳を過ぎたせいもありますが
月日の流れが早いです。

今日は、ちゃんと振り返ってみようかと
自分の記録用に書いてみます。


その日、わたしは仕事で塩竈にいて
お昼を過ぎた頃に仕事は終わったのですが
いつものブラつき癖で行ってみたい場所
お気に入りの場所、お店をいくつか巡ってみようと
計画していました。

それでも、片付けなければいけない仕事が残っていたので
「やっぱ帰ろ」と、珍しく時間に余裕をもって
家路についたのでした。

ちょうどコーヒーをいれようと
お湯を沸かしていたとき
少し揺れがあった、と思うと、すぐ
大きな揺れがあって、何日か前にも
余震があったけれど
全く違うというのが
すぐにわかりました。

怖かった。

大きな揺れは何度も何度もやってきて
電話も通じない。

雪も急に降ってきたりして
不安だったなぁ。

それで、その日は近くの小学校の体育館に
避難して友達も合流したり。

トイレがこんでて
それだけはアパートに帰ったりして
停電してたから星がすごくきれいな晩だったのが
印象に残っています。

翌日は天気も回復して
友人と一緒に街の様子を見に行ったのでした。

どこもかしこも、
昨日までと同じ光景ではなく
インフラももちろん全て停止してたから
道路なんかはすごく静かでした。

飲食店が残っていた食べ物とか
スイーツとかを売ったり
炊き出しをしたりして。
いわゆる「ごはん」的な食べ物は
誰もが欲していたしすぐになくなってしまうので
甘いのばっかり食べてたな
というか電気もガスも水もいらずに
食べられるものって、それくらいしか
自分の家にもなかったんだっけ。

家族ともなんとか連絡がとれて
自分は友達も近くにいたし
沿岸の情報も少なかったから
「なんとかなる」って思ったのですが
それでも心配かけてるのがすごくわかって。

安心してもらいたいのもあって
震災から三日後に一度山形の実家に帰りました。

久々に入ったお風呂と安心して眠れる場所があって
ほっとしたけど。

しばらくは、全然笑えなかった。

テレビではじめて沿岸の事情を
知って、あまりにも大きな出来事と
何もできない自分の無力さがはがゆかった。

仙台にいても、何もできなかったんだけど。

せめて出来る事といえば
募金や物資提供など。やれる範囲でやろうと思ったのです。

で、ある時、ツイッターで
「ポリタンクを集めています!」ていう
呼びかけに、
「私も手持ちできれいなものはないですが
購入してなんとかお持ちします!」
と反応したのですが

「とてもうれしいですが、購入してというものではなく
余分にあれば、ということでいいのです」
というような(もっと丁寧で、気持ちのこもった文面でしたが)
お返事を頂きました。

なんだか改めて自分の無力さを感じた瞬間だったのです。

それから、友達や親戚
仕事関係でお世話になった方々からも
たくさんの安否確認を頂いて。

仕事もフリーランス、結婚もしていない自分は
本当に周りに心配をかけていて
そして、誰かの何かになることもできない。

そのときにせめて自分の家族に
安心してもらう為にも
「山形に戻ろう」と思ったのでした。
(現在は、仙台と山形の2拠点でお仕事中です)

あの日、
それでも塩竈で滞在時間が長かったら、
帰り道は、多賀城を通ってきたわけで
津波だったり、火災とか、
何かしらの事故にあっていたらとか
自分は最悪助かっていても
車や機材は、たぶんだめだったろうな。なんて
今でも、「もしかしたら」と、そんなことを
ふと思ったりもします。


人生は
今日、もしかしたら急に終わるかもしれない。
そんな条件はどんな人も同じなんだな。と
改めて考えています。


だから、
生きている間は
大切なひとたちと、楽しい時間を
たくさん共有したい。
それが一番大事なのではないかな。と
最近すごく思います。


時には、泣いたり、おこったりも
していい。

何気ない日常の中の
季節の移ろいを喜んだり
旬の味覚をたくさん味わいたいな。


そして
そのひとときひとときを大切にしていきたい。
していこう。

ね。




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