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日記|go8photo.com ごうやふぉと::Hiroh Kikai:PERSONA @山形美術館。

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Hiroh Kikai:PERSONA @山形美術館。
2週間ほどまえに行ってきました
鬼海弘雄写真展。(12/15~1/29 山形美術館にて)

写真集1.JPG


展示内容、人となりにつきましては以下(パンフレットより引用)。
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1945年山形県寒河江市に生まれた鬼海弘雄は、映画青年として大学で哲学を
おさめた後、トラック運転手、マグロ漁船の乗組員など様々な職業を転々とする中、
アメリカの写真家ダイアン・アーバスの写真と出会います。人間の内奥へ視線を
向けた作品に大きな衝撃を受けた鬼海は、写真家として身を立てる決意をします。
1973年から撮り続ける、浅草で偶然出会った人々のポートレイトをまとめた
写真集『王たちの肖像』(2007)、『PERSONA』(2003)は、鬼海の写真表現を
強烈に印象づけました。また、人の営みの匂いを写し出した町のポートレイトは、
『東京迷路』(1999)、『東京夢譚』(2007)として発表されています。本年8月、
この2本のシリーズの集大成展「東京ポートレイト」が東京都写真美術館で開催され、
その強烈な存在感と詩情あふれる写真は大きな反響を呼びました。
本展では、「東京ポートレイト」に、鬼海弘雄のもうひとつのライフワークである
<インディア>と<アナトリア>を加え、厳選されたモノクロ作品約300点を展示、
鬼海弘雄の全貌を紹介します。写真のみが持ちうる表現で観る者を圧倒し、
人現存在の根源を問う写真家・鬼海弘雄の眼差しに迫ります。

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私は、1/15に行われた 鬼海弘雄×大原螢(山形大学大学院教育実践科准教授)
の記念対談に合わせて鑑賞に。

が、時間を間違えて終了30分前に到着。。という大変失礼な客ぷり

それでも、印象に残るお話が聴けてよかった。

例えば、作品によっては中判のカメラ、35mmのカメラなどを
使いわけているそうなのですが、ポートレイトに関しては
ほとんど中判のカメラで撮影されているそうで

「レンズも1本何十万もするからね。全部そろえると
大変なことになる。海外なんかに行く時もいくつか持っていくと
なると(持ち歩いて撮影するのが)結構大変だから、
だいたいは一本のレンズで撮影する。
でも、カメラにもレンズにも撮られてるというのでなく
俺が撮ってる。俺の写真だ。と思ってシャッターをきってる」

など力強いコメントや、

デジタルカメラについてどう感じているかという質問に対しては

「情報や説明的な写真を撮る分には肯定するが
失敗しても大丈夫。という気持ちがあるからエネルギーを
つめこめない。プランターに植える植物と同じようなもの」

などど、独自の視点でお話してらっしゃいました。

さらに
「田舎者であるというのは、コンプレックスでもあったけど
それが自分の作品作りの根源になっている。」

などや

ポートレイトはだいたい街を歩いて
自分で声をかけて撮影されているそうですが

「何時間やっても時には全然いい写真が撮れない。」

でも、

「出会いがあれば一瞬で表現できる」

とも。

作品例0.JPG


写真と人格って、やっぱり比例している。そう思いました。

今回の作品、撮影者の力強さ、時に切なさ、が
伝わってきて、すごく惹き付けられた。


作品にはひとつひとつにタイトルがついていて


「遠くからあるいてきたという青年」とか
「皮装束の男」など

それも作品に奥行きを感じさせた要素のひとつになっていたかも。
このひと(被写体)、どんな人生を送ってきたんだろう。とか
考えさせられるような。

どっしりとした激しさ、優しさ、切なさ

そんな眼差しを感じられる写真展、山形では今週1/29日曜日までです。



サイン1.JPG

で、だいたいサインをもらうミーハーなあたし。

写真集の帯にかいてるコピーもよかった

そう、それらはまさに、

「むきだしの存在感」。
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